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◆脳力全開への挑戦
はじめに
1章 音が人の心を育てる
2章 感性が鈍くなった原因

3章 脳力開発における3大博士

4章 自然音とEQ・IQ

5章 デジ速の3大応用分野

6章 デジ速効果の実証例

7章 デジ速文化とデジ速ライフ

終わりに

◆地球子宮論
地球(愛)子宮
故郷(愛)子宮
家庭(愛)子宮
母親(愛)子宮
ミニ自然界(海)
ミニ自然界(川)
ミニ自然界(山)

◆音読革命

◆音が脳に及ぼす影響



グローバルサクセス(株) は
生まれ持って宇宙から与えられた無限の脳力を、発揮する方法の開発を続けております。


人生の
グローバルな成功を
支援する
G-labo

はじめに
1章 音が人の心を育てる
2章 感性が鈍くなった原因
3章 脳力開発における3大博士
4章 自然音とEQ・IQ
5章 デジ速の3大応用分野
6章 デジ速効果の実証例
7章 デジ速文化とデジ速ライフ
終わりに


21世紀型の感性豊かな人間になろう

 10年も前から21世紀は、芸術と文化と趣味の時代が来るとマーケティングの本では言っておりました。風水的に言っても、21世紀は、20世紀までの“金”の時代が終わり、“水”の時代へと入って来ています。まだまだ世界は、“お金“を中心として動いているように感じますが、日本もバブルが弾け、米国のインターネットバブルも弾けたように、まだマスコミとかの目に当たらないところで、徐々に、“心”を中心とした時代が始まっています。

 会社に勤めるよりも、NGO活動を行ったりするのもそのひとつの表れかも知れません。これからは、他者との比較競争の世の中では無く、宇宙(自然、神)の暖かい腕に抱かれながら、生まれ持っている無限の天性(天分)を120%発揮させ、他者との共存共栄を形成しながら、宇宙が自分に願う天命と自分が向き合い共に共生する社会となることでしょう。  

成功の概念も大きく変わり、従来のように多くの財産を持つことが成功でなくして、自分の本来の天性で、十二分に世界に貢献できることが、その方のグローバルな成功となる概念に変わっていくことと予想されます。  

20世紀において、潜在能力の開発、基盤的な心の研究で、人類に良い影響を与えて下さった方がおります。デジ速理論を支えることになる3人の有名な方の研究結果を紹介したいと思います。





マーフィ博士 潜在意識の法則

 ジョセフ・マーフィー博士は著作者、教育者、講演者として世界的に知られた方です。博士は、精神的法則、潜在意識に関する世界最高の講演者でありました。マーフィー博士は心の働きの諸法則の原理について豊かな情報を、全て我々に提供して下さいました。

 
マーフィー博士は我々の心の深層に潜む力を解放することによって、我々の心がその直面する難問や難題をいかにして解くことが出来るかを示して下さいました。私たちは、意識することの出来る顕在意識で日常生活の大半を送っているために、ともすればそれだけが自分の心と思いがちですが、しかしそうではなく、実は心の奥底にある潜在意識こそが人間の心の主人公なのだということを、博士は誰にでも分かる言葉で残してくれています。

【至上の法則】
 「人生にはある偉大な法則があります。それは
「あなたの人生はあなたの思い描いた通りになる」という法則です。これを人生の黄金律と呼びます。」

【感謝の法則】
 あなたが良き成果を願うなら、感謝の法則に従わなくてはなりません。物質的な冨はもちろんのこと、
あらゆる豊かさを感謝しなさい。そうした態度は潜在意識に刻印され、あなたをますます豊かにします。これが感謝の法則です。

【根源的な力】
 
宇宙にはすべてのものを動かしている根源的な力があります。それが生命の本質であり、そのエネルギーは無限です。そして人間にもその力は備わっています。

【富裕権】
人は誰でもあり余る財産を持っています。ただ、あなたはその在所を知らないだけなのです。潜在意識に導かれた智慧がそれを教えてくれるでしょう。  

           マーフィ名言集(産能大学出版)より

 マーフィ博士がおっしゃって下さっているように、この潜在意識の中に、実は、生まれた時に誰しも、無限の脳力(愛、智恵、行動力)を持っているのです。この潜在意識が、豊かに働き始めると、無限の愛、智恵、行動力が出てくると共に、自動成功装置として、働きはじめ、グローバルな成功へと導いていってくれるのです。

(天地左右脳)
 ここで、脳に関して、デジ速の考え方として、すこし、説明をしておきたいと思います。脳というとすぐに右脳と左脳に別れていて、右脳を開発しましょうという説明をされているものが、多いのですが、もうひとつ重要な観点があります。それは、左右という左右脳の考え方と上下という脳の考え方です。

 理解しやすくするために、自分の脳がどのように発展してきたか見てみましょう。

 赤ん坊は、母親の体内に受胎されてから誕生までの間に、生理学的に数十億年分の発生学的な経過を一挙にたどるのだといわれています。受胎して、誕生するまでに、地球に生命が誕生してから人間に至るまでの今までの過程の歴史をあっという間に経過するものであるといいます。それが、40週間といわれる妊娠期間です。

 胎内に宿って間もない胎児は三か月までは魚や爬虫類と変わらず、その後は豚や馬の哺乳類に似て、生まれた時は人間の姿になっていきます。誕生までの人間らしい姿になるまでに数十億年分の気の遠くなるような時期をあっという間に過ごして、後はゆっくり人間としての成長の道を歩き始めるのです。そして三つ子の魂100までと言われるように、3歳までに、ほとんどの基礎的な人間として必要なことを学んでいきます。ここで重要なことは、胎中で、40週間という期間で、数十億年という天地創造の期間を、疑似体験するということです。

 人間には、無限の可能性があり、また、合気道等でも、「人間は、宇宙の縮小体である」という道場訓がありますが、正に、このことを言っているのだと思います。
自分に自信が無くなったとき、自分自身が宇宙を現していると感じたとき、無限の可能性を見出すことが出来るでしょう。自分は、宇宙の歴史を母の胎内で我知らず、通過して来ているのです。それが人間の潜在意識の中に、宇宙の真理という宝物がいっぱい詰まった倉庫として授かっているのです。その宝物を、何かの手段で利用できるようになれば、だれでも、無限の可能性に自信を持つことが出来るでしょう。まさに、デジタル速音聴がそれを実現しようとしているのです。

潜在意識を分かり易く図で表すと図のようになります。


     


 左脳、右脳のことは、良く聞いて来たと思いますが、はっきりとそれとは違う考えとして、顕在意識と潜在意識があることを理解してください。どちらかというと実は潜在意識こそ、より深い自分の心なのです。顕在意識は、現実世界の5欲を満たすために活動しておりますが、潜在意識は、もっと深いところで、人間としての活動をしています。ボランティア的なこころも、こちらにあります。ここでは、顕在意識のことを地脳、潜在意識のことを天脳、合わせて、天地脳と呼びたいと思います。

 左右脳と天地脳は、人間の夫婦で例えられます。また、現実的なことを求める身体を象徴するのが、顕在意識の地脳で、より深い人間としての行き方を求めるのが潜在意識の天脳です。脳の中で、陽性、陰性を代表する夫婦が、協力し合って、何かを考えていると思うと、右脳も左脳も大切で、うまく協力し合わなければいけないと思わないでしょうか? こう考えると脳で考えることが楽しくなります。




脳内に、障壁があった  ロザノフ博士

 上記の天地左右の説明を踏まえて、まず、本来の持っている脳力を発揮できていない大きな原因に、ロザノフ博士が研究発表されている“潜在意識と顕在意識との間に障壁がある”という事実を突き止められた暗示学があります。

 ロシアのロザノフ教授は、カルコフ大学に提出した学位論文の中で、ふつうの人間には脳の中に暗示に反抗する障壁があり、それが学習を難しくしている、と説いています。その
障壁として、博士は、・批判的・理論的障壁、・直感的・感情的障壁、・倫理的障壁、の3つを挙げています。

 博士は、もしこの
学習の障壁を切り崩せば、学習が非常に楽になることを説き、そのために、リラックスと精神集中が必要である、と言っています。ここで理解しておきたいのは、人間の顕在意識(地脳)と潜在意識(天脳)との間に障壁があるということです。これは、自分の頭の中に朝鮮半島の38度線があるようなものです。北朝鮮と韓国の往来が可能なのは、非武装地帯の38度線上にある板門店だけであり、とても細い道です。これと同じように、人間の天地脳の間も往来が難しく、なかなか天脳にある潜在力を活用することが出来ません。

 この活用をめぐって、暗示法や催眠法を中心としたさまざまな工夫がなされていますが、障壁の突破は容易なことではありません。しかし、多少なりとも効果のある場合は、素晴らしい結果を導き出しています。私達の脳にも、往来の極めて困難な38度線が敷かれており、無限の可能性の宝庫である潜在意識は、顕在意識と分断されていて活用出来ない状態にあるのです。

 この障壁が突破され、天地脳の間に自由往来が可能になった時、私達の脳がどれほどの働きをするものか、想像することさえ出来ないほどです。人間の脳力を左右する条件として、天地脳の障壁があることは最重要ポイントです。

 人間が小宇宙であると言われる、その意味するところはさまざまですが、デジ速理論では、小宇宙である人間は、宇宙規模の記憶システムを与えられていると考えています。人間がなぜ、多様な音に反応するかというと、人間の中には最初からあらゆる音に感動するように組み込まれて創られているからです。

 人間の声音は、犬の“ワンワン”から猿の“キャッキャッ”などあらゆる種類の動物の鳴き声を真似ることが出来、また、楽器の音なども真似て出すことができます。これは、人間の発声器官があたかも、他の動物の発声器官の集大成のようなものであり、逆の見方をすれば、人間の声帯の一部を持って他の生物の声帯を作ったような感じすらします。

 同様に、自分では気づかないでも、この宇宙に該当する知識を、誰しも共通に与えられて生まれて来ているのです。ただしその知識は基本的に、無意識の潜在意識の中にあるので、今まで障壁があってなかなか顕在意識に現れて来なかったのです。また、潜在意識にある無限の記憶システムも、おぼろげな記憶の知識のイメージがあるだけで、具体的なイメージとしてあるものではありません。それを、もっと具体的なものとして定着させるために、「記憶」という作業があると考えられます。




生まれ変わる耳    トマティス博士

 最後に、“音のアインシュタイン”と言われるフランス人のトマティス博士は、「トマティスメソッド」を開発され、耳だけが胎内回帰が出来、リニューアルできるという理論を発表されています。

 特殊な装置を使って、人間の耳に8000ヘルツ以上の音しか聞こえないようにすると、その人は不思議な感覚、懐かしい感覚にとらわれるのだそうです。その理由をトマティス博士は、「8000ヘルツ以上の音しか聞こえない世界とは、まさしく胎内にいた時の耳の世界と同じだ」と説明しています。つまり、母親の胎内にいて赤ん坊(胎児)に戻ったような感覚になるわけです。

 トマティスメソッドの紹介者である篠原佳年博士によると、「この音域だけを聞く体験は、エネルギーのシャワーを浴びているような感じがする」と言います。それは、耳が胎内に回帰した状態を再現しているのと同じことだそうです。  

何故なら、胎内の羊水は深海と同じで、音は高周波しか伝導しない不思議な世界だからなのです。8000ヘルツ以上の音しか聞こえない状態とは、耳にとって、胎内にいた時と同じ状況になっているわけです。この仕組みを応用したのが、トマティスメソッドということになります。

 篠原博士は「胎内で聞いた音の世界を追体験するというとこは、耳の聴覚そのもの、聴力そのものが、胎児だったころの状態に戻るということなのです」と話しています。

 つまり、
耳が胎内で聞いた懐かしい音を思い出すとともに、耳がまったくまっさらの状態に戻り生まれ変わったと同じような状態になって、もう1度、耳を作り直すことが出来るわけです。

 
耳はそれまでの固まってしまった状態から、生まれた時のような柔軟な状態になり、既成概念なしに、音を聞き分けるようになるのです。耳の蘇生、生まれ変わりです。この事実が発見されたことは、人間の可能性を考える上で、大変重要なことでした。

 分かり易く例えで言いますと、星がきらきらと銀河系だけでも、8000億という星があるのに、都会では見ることが出来ません。しかし、田舎の山の上から見るとこんなにたくさんの星があったのかとびっくり致します。

 耳が良くなるというのも同じような感覚なのです。毎朝、鳥が気持ちよく鳴いていたのに、全然聞こえなかった。しかし、耳が良く聴こえる様になってくると何と豊かな音にこの自然は満ちているのだろうかと感動いたします。そうなった状態で毎日生活するのとでは、当然、感性の成長が違ってくると推測できると思います。




自然の法則に従った21世紀型成功プログラム

 20世紀(1960年代前後)に研究された上記の内容に、21世紀型のノウハウをプラスして、更に、その威力を増そうとしております。それが、次の章で紹介するデジ速理論です。



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